森住 卓
イラク・湾岸戦争の子どもたち―劣化ウラン弾は何をもたらしたか
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人気ランキング : 72844位
定価 : ¥ 2,100
販売元 : 高文研
発売日 : 2002-04 |
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多くの人に読んでもらいたい |
劣化ウランについて書かれた書物や論文は、和洋あわせて50冊以上読んできたが、やはり写真というものは強烈なインパクトがある。理論、数値化されたデータ、図表にも意味はあるのだが、研究者でもない一般の人は、この種の視覚に訴える資料が入っていくのが良いだろう。
森住卓氏のこの本は、写真も秀逸だが文章にも心をうたれる。厳しい現実を分かりやすく、あたたかく、そして怒りを込めて語りかけてくる。何かを感じた人は考えるであろうし、より良く生きようと思う人は行動にうつすべきことに気づくであろう。傷ついた子どもたちの写真を見るのは本当につらい。しかし、悲しさから怒り、そして行動するためのエネルギーにするため、くじけそうになったときに、そっとページを開くことにしている。
劣化ウランの危険性を認めず、ガンや白血病、先天性異常との因果関係を否定する人たちは「体内被ばく」を捨象している。知らないとしたら物理学や医学の専門家として失格であるし、知っていながら確信犯的に無視しているのであれば人間失格である。どちらにしても、人に語る立場にはないことになる。WHOにしても、さすがに否定しきれなくなってきたとみえて、トーン・ダウンしてきた。
現代社会が到達したところが人間にとってどんな意味を持つのかを再考するためにも、多くの人に読んでもらいたい。
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劣化ウラン弾の恐怖 |
・劣化ウラン弾とは何か?
・劣化ウランの各国別生産量
(米:47万d、ロシア:43万d、仏:13.5万d、日:2600d)
・どうやって広がるか? (燃焼後、エアロゾル(煙霧状)化)
・イラクでの劣化ウラン弾の影響を、具体的数字を挙げて書いています。
(障害児の出生率は26.1%、白血病とガンは戦前の10倍に)
・湾岸戦争時における使用量(300〜800d)
・湾岸戦争時における米軍兵士にも影響が出ていること(「湾岸戦争症候群」
・イラク戦争前の経済制裁による医療の不足
・イラク戦争前の日米における写真展
・ツワイサ核施設からイエローケーキ(ウラン精鉱
:ウラン含有率60%)の入ったドラム缶をも住民が持っていったこと。
著者は、「少なくともアメリカはイラク国民の健康について責任を負う必要が
ある。それに加担した日本も」とプロテストしています。
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劣化ウラン弾の残酷な現実 |
・劣化ウラン弾とは何か?
・劣化ウランの各国別生産量
(米:47万トン、ロシア:43万トン、仏:13.5万トン、日:2600トン)
・どうやって広がるか?(燃焼後、エアロゾル(煙霧状)化)
・イラクでの劣化ウラン弾の影響を、具体的数字を挙げて書いています。
(障害児の出生率は26.1%、白血病とガンは戦前の10倍に)
・湾岸戦争時における使用量(300〜800トン)
・湾岸戦争時における米軍兵士にも影響が出ていること(「湾岸戦争症候群」
・イラク戦争前の経済制裁による医療の不足
・イラク戦争前の日米における写真展
・ツワイサ核施設からイエローケーキ(ウラン精鉱:ウラン含有率60%)の
入ったドラム缶をも住民が持っていったこと。
著者は、「少なくともアメリカはイラク国民の健康について責任を負う必要がある。
それに加担した日本も」とプロテストしています。
私は劣化ウラン弾については聞いてはいましたが、具体的なことは
知らなかったので、多くを知り得たことが良かったです。
今回のイラク戦争では、湾岸戦争時を上回る劣化ウラン弾が使われました。
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ぜひ、読んで(見て)ください!! |
読んで、大変なショックを受けました。
半分、興味本位で購入した自分が、全く恥ずかしい。
特に、頭部の欠損した無脳症児の写真には、水俣病の患者やベトナム戦争の枯葉剤が原因とされる奇形児たちの写真以上の衝撃を受けました。
もう米英によるイラク戦争は終わってしまいましたが、戦争を始める前に、日本も含め、各国の政治指導者たちにぜひこの本を読んで(見て)ほしかった、と強く思います。
湾岸戦争は、まぎれもない核戦争だった、そしてイラクの子どもたちに白血病やその他の癌を発症させた劣化ウラン弾は、まぎれもない核兵器だった、と思います。
今からでも遅くない、これ以上の悲劇を防ぐために、そして劣化ウラン弾の使用が全面的に禁止されるために、ぜひこの本を読んで(見て)下さい。
私は、「現代人必読」という言葉は好きではないけれど、この本は、間違いなく現代人必読の本だと思います。
みなさん、ぜひ読んで(見て)下さい。
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平和とは |
子供たちがどんどん死んでいく...
なぜ、こんなひどいことができるのだろう。
チェルノブイリを支え続けることさえ大変なのに、どうしてこの子供たちを平気で傷つけるのだろう。
経済封鎖までして、この子たちを生きることから、遠ざけようとするのだろう。
広島・長崎よりも悲惨な状況に、なぜに日本は手を貸しているのだろう。
たくさんの「なぜ」があり、その答えは、私たちが自ら見つけださなくてはならない。
そして、行動しなければならない。
私たちの子供たちのために。
この地球に生きる、すべての生命のために。