山村 武彦
人は皆「自分だけは死なない」と思っている -防災オンチの日本人-
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人気ランキング : 92359位
定価 : ¥ 1,260
販売元 : 宝島社
発売日 : 2005-03-02 |
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特に学校関係者や公的機関に関わる方へ |
タイトルに惹かれて、数ある災害マニュアルの中から、この本を手に取りました。
しかし読後感想は、【単なる防災マニュアル本などではない】、という事でした。
家庭の防災バッグに一冊入れておけば安心ですよ、という類の本ではなかったのです。
実際に「災害」が起こった時に、過去に人がどういう行動を起こしたか
そして、それは何故だったのか、を淡々と心理学的に分析していき、
では、どうしていくべきなのか、どうすれば良かったのかまで
非常に分り易く、かつ簡潔にまとめられています。
難しい言葉も出てきますが、要所ごと同ページに解説がなされており
決して内容が難しいと感じる事はありませんでした。
災害とはいつでも自分の身に降りかかる可能性がある、という事は
平和ボケしている昨今の日本人にも自覚があると思うのですが
なかなか対策までに至らないのが実情です。
しかし、この本を読む事が非常に有効な動機付けになるのでは
とも思いました。
多くの命に関わる、学校関係者や公的機関、病院職員の方に
特にお勧めしますが、絶対に自分は生き残りたいという方にも
是非お勧めしたい本でした。
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自分できちんと考え行動する態度を身につけよう |
なんともドキッとするタイトルですね.
このタイトルを見て,2003年2月に韓国で発生した地下鉄火災の際の写真が即座に頭に浮かびました.
まさかこんなことが起こるはずはないと思いこむことによって,頭が非常事態であるという認識に切り替わらない状態 = 正常性バイアス
集団でいると自分だけが他の人と違う行動をとりにくくなる = 集団同調性バイアス
専門家の言うことだからと依存しすぎることで,最悪の結果を招くこと = エキスパート・エラー
これらは悪いことが起こったときに,人々が考え・行動しがちな態度.
でも,それが事態を悪くするということを,豊富な事例で説明している.
結局は,さまざまな状況の中で,無意識のうちにやってしまう「思考停止」
これが一番危険ということか.
それには先入観を無くし,きちんと理解し,備えておくことが必要であると.
災害で,運良く生き残るのではない.
災害で生き残る人には,理由がある. ということを強く強調している.
災害時の対応だけでなく,日々の生活の中で自分にとって不利な状況が起こったときの心理状態・それに対する対処方法などに関して,多くの示唆に富む本だと思いました.
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危機管理としては通り一遍か? |
危機管理の話としては一見良く出来ています。曰く、リーダーが状況を見て的確かつ決然と行動する、必要に応じ集団と違うことをする、異常に慣れない。と、危機において生き残るのに必要なことを、実例を挙げキッチリ語っています。
しかし、いちいち集団に反抗してたら発達障害ですし、異常に慣れなければ統合失調症でしょう。そしてリーダーにとって、時には他のグループと同調するのも大事な仕事な訳です。集団に調和的で、異常にだって慣れてしまうのが社会的な生き物である人間の性である以上、それをどう克服するかについて言及がないと話は進んで行きません。
阪神大震災等の現場に立った経験からのコメントは貴重ですが、この本は実際のところただのルポタージュで、本当に必要な処方箋は欠けています。もっとも、一般論として明示できるものがあるかどうかは疑わしい以上、敢えて避けているのかも知れませんが…
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安全というもの・・・(;'Д`)ハァハァ |
(;'Д`)ハァハァ この本に書かれていることはある意味、真理に近い。人間は動物の持つ『本能』から遠ざかり・・・命というものに対する危機意識が薄すぎる・・・。
常に生命の危機を感じて生きなくてはならない動物と比べて
人間の生き方は 自然のあり方と反する・・・。
自分だけは死なないと思っていやがるんだ・・・。
違うよ。人間は死ぬ。例外はない。
だからこそ、危機的状況に対する ある程度の『覚悟』と
安全を確保する知恵が必要である・・・。
この本はそんな自己啓発を促す内容でありながら・・・具体的な
安全策まで論じていて・・・大変 タメになる。
これが人間のあり方である。
日本人には・・・日本の『安全神話』が崩れ去ったことを
理解して欲しい。
危険は常に貴方の近くにうごめいていることを!!
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自己啓発好きにこそオススメ!他人事じゃないんだぜ! |
生来あまのじゃくで、おまけに保険代理店の経営者という立場、またまた最近レジリ(エンシー)【タフネスじゃないのよ!】
の研究に嵌っているゆえか、暑苦しい楽天主義で人を洗脳する自己啓発本には全く満足できない。
いつ起るかわからない災害、しかし人事ではない災難への心の準備をする為にも必読。
一番まずいのは災難に見舞われて、それを信じられない、状況を見ようとしない心理的バイアスだ、という箇所には思わず膝を打った!
自己啓発好きは勿論、マーケティング本好きにも大いにオススメ。考え方の幅が一回り大きくなりまっせ。